04:仲間はずれとか、嫌われるのが怖い。
「わがまま」とは、心地よくいること。仕事や人生の悩みに、自分らしくいるためのヒントを。
仲間はずれとか、嫌われるのが怖い。
●嫌われたくないから、顔色をうかがっちゃう。
●本音なんて話せないから、いつも仮面をかぶってる。
●ひとりぼっちにはなりたくない。
今日のハナサク
「すっぴんの自分」を愛してくれる人と一緒にいよう。
この悩みは、僕もそうだからよく分かる。
なんか、自分に自信がなくて、いつも周りの目を気にしちゃって。
で、一人になると、ちょっと疲れたりして。
たしかに、ひとりぼっちになるのも怖いしね。
自分がかわいそう…
僕もずっと同じ悩みを抱えていたんだけど、ある時に、すごく重大なことに気づいたんだよね。
それは、「僕はみんなを気にしてるのに、僕のことは誰も気にしてないんだな」ということ。
例えばね
人間でも、動物でも、どんな動物も、赤ちゃんの時って「かわいい」でしょ。
あれは、かわいく思えるようになっているんだって。
なぜかと言うと、あかちゃんの時は一人では生きていけないから、「助けてあげたい」って思われるようになっているそうだよ。
言い方を変えると、あかちゃんは、みんなに好かれるために、かわいくしてるんだね。
でも、大人になっていくと、誰も幸せにはしてくれないよね。
自分の幸せは自分で創っていかないといけない。
むしろ、今度は、自分の親や子どもを幸せにしていかないといけない立場にもなってくる。
もし、あなたが赤ちゃんのように周りの目を気にしてもさ
その人が、あなたを幸せにしてくれる訳ではないよね。
むしろ、邪魔をすることのほうが多いかもしれない。
なのに、なぜ、その人のことを気にしてしまうのだろう。
幸せにしてくれない他人のことを気にして、自分を幸せにできる自分の気持ちをおろそかにしているんだから、幸せになれる訳もないよね。
この「他人を気にする」ことを、ずっと続けていると、だんだんと「自分が迷子」になっちゃうから、本当に気をつけたほうがいい。
自分の人生なのに、他人から言われたことで埋め尽くされてたとしたら、それは、自分の人生を生きていると言えるのだろうか。
人生の主役になりたいよね。
すっぴんの方がかわいい!
もう一つ、大きく誤解していることがある。
それは、周りのことを気にして本音を言わない「仮面の自分」と、一人の時に顔をだす「すっぴんの自分(素の自分)」がいるとしよう。
もしかすると、あなたは「仮面の自分」でいる方が、周りの人とともうまくやっていけて、嫌われないはず!
そして、「すっぴんの自分」を出すと、嫌われるはず…。
と思ってるでしょ。
だから、仮面をかぶるだもんね。
それが大きな誤解だよ!
例えば、あなたは「サクラ」だとしよう。すっぴんの自分は、春には桜色の花をつけちゃう。
でも、周りの目を気にして、すっぴんの自分だと嫌われるからと、「ひまわり」のようなフリをしてる…。
周りを気にして、本音をごまかしてるってそういうことだよね。
そこでさ、2つのことを考えたほうがいいよね。
1つは、「どうやっても、サクラはヒマワリにはなれない」ということ。
そもそもムリがあるよね。
きっと、サクラでもない、ヒマワリでもない、変な花になっちゃう。
そんな変な花が、愛されるだろうか…。
2つめは、「サクラが好きだ!という人と関わればいい」ということ。
あなたは、サクラよりもヒマワリが好かれる…と思ってるかもしれないけど、それは、あなたがサクラだからだよ。
人は、ないものに憧れちゃう。
背が高い人は小さな人に憧れ、小さな人は背の高い人に憧れる。
大切だから、もう1回言うけど、「仮面のあなた」よりも「すっぴんのあなた」の方が、何倍もステキだよ!
そして、そう言ってくれる人と、仲良くしていけばいいんだよ。
「すっぴんの自分」で生きてる人のことを、「芯がある」「自分を持ってる」みたいな感じで言うんだろうね。
あなただって、そうなれる。
世界は広い!
今、これを読んでいるあなたは学生さんかもしれないね。
たしかに、学生さんだと、毎日同じ友達と顔を合わせないといけないし、たった数十人のクラスメイトが、自分のすべてだと思いがちだ。
そこで、嫌われたら生きていけない…みたいになっちゃうのも分かる。
でもさ
世界はひろいよ!
小さな世界で、ビクビク生きているくらいなら、さっさと広い世界に出てみた方がいい。
今は、ネットを使えば、世界中の誰とでもつながることができるもんね。
僕も、高校生の頃は、クラスには友達は一人もいなかった。
気があう人もいなかったし、クラスの人たちが話題にしていることが楽しいと思えなくて
バイクが好きだった僕は、学校帰りにバイク屋さんに行っては、大人の人と遊んでもらってた。
だんだんと、バイクに詳しくなった僕に、クラスメイトの方から話しかけてくれるようになったんだよね。
バイクのことを教えてほしいんだけど…って。
おもしろいことに、みんなの顔色を伺うのをやめたら、みんなが僕の顔色を伺い始めたんだ。
もしかすると、これまでに「すっぴんの自分」を出して嫌われてしまったという経験があるから、仮面をかぶり始めたのかもしれない。
けど、それは、たまたま「その人」が「すっぴんのあなた」が嫌いだったというだけの話だよね。
サクラが好きな人もいれば、ヒマワリが好きな人もいる。
すっぴんのあなたを好きだと言ってくれる人と、一緒にいればいい。
まずは…
とは言っても、急には変われないよね。
少しづつでいいから「自分を出す」ことをしてみよう。
好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。いいことはいい。イヤはイヤ。
少しづつでいいから、自分の本音を言ってみることから始めるといいね。
自分を大切にしようね!
あなたへの質問
自分のどこが好き?
ぜひ、この答えを考えて、自分をたくさん愛してね!
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(文:河田真誠)
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