02:「自分らしさ」が見つからない。
「わがまま」とは、心地よくいること。仕事や人生の悩みに、自分らしくいるためのヒントを。
今日のお悩み
「自分らしさ」とか「個性」とかがよく分からないです。
●たくさん探したけど、自分らしさが見つからない。
●よく「自分探し」って、何をすればいいの?
●そもそも「自分」がよく分からない…。
今日のヒント
「らしさ」は「探す」でも、「目指す」でも、「つくる」でもない。気がつけば、そこにあるもの。
「自分らしさ」は探しても見つからない。
僕も「自分探し」のために、2年間も世界を放浪したことがある。
色々な国で、色々な人と会い、様々な経験をさせてもらい、その後の人生にも大きな影響を与えてくれたので、旅してよかったと思ってる。でも、その旅で「自分」は見つからなかった。
日本に帰ってからも、自分がつまらない人に思えて、周りにいる素敵な友達や、本などを書いているような人を見て、そんな人になりたい!と憧れたこともあった。けど、同じにはなれなくて、また凹んだりもした。
どうやら、「らしさ」とは、「探す」ものでも、「目指す」ものでもないみたいだ。
どうやって僕は「らしさ」を手に入れたのだろう
例えば、ゾウやライオンなどの動物を想像してほしい。どの動物にも「らしさ」がある。けど、どの動物も「自分探し」をしたり、他の動物に憧れたりしていない。ただ心のままに生きているだけなのに、周りから見たら「らしいよね」ということになるんだ。
あなたも、わがままに生きていけばいいんだよ。
わがままに生きるとは、「しなくいてはいけない」「○○べきだ」という考えを捨て、「○○したい」に素直になることだ。「○○べきだ」のように常識や他人の目を気にしていると、みんなと一緒なので安心だしラクだろう。けど、どんどん「らしさ」は失われていくよね。でも「したい」を重ねていくと、その積み重ねが「らしさ」ということになっていく。そして、それが個性や魅力になっていき、愛される人になる。
誤解しがちだけど、「個性」とは、「他人と違うこと」ではないからね。そもそも「他人」を気にしている時点で、「個性」ではないよね。
個性とは、「自分のままでいる」=「わがままでいる」=「いつも、自分がどうかで物事を考える」ということ。
自分にとって「心地よいこと」をずっと重ねていると、それが「らしさ」や「個性」になっていくものなんだよ。
自分の気持ちに素直でいることが大切だね!
自分勝手にならないように
「わがまま」と「自分勝手」は大きく違う。わがままは、自分に素直でいること。自分勝手とは、自分さえ良ければいいということ。静かな場所で騒ぐのは自分勝手だよね。騒ぎたいというわがままを通したいなら、それが許される場所でやればいい。
ぜひ、君もわがままに、自分の心に素直に生きていくことをして、君だけの「らしさ」を手にいれてほしい。
あなたへの質問
どんな時に、心地よいなと感じる?
ぜひ、この質問に答えて、自分の気持ちを知ることから始めてみてね。
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(文:河田真誠)
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